PEARは、「低CO2型社会の実現」を、究極の目的として設立したソーシャルベンチャーであり、ボトムアップ的にこの実現にむけて活動を行うことをそのミッションとする。
PEARは、近未来低CO2型社会の「ビジョン」を描き、その上で実際に現在の社会を動かし、ビジョン実現のための「具体的に機能する社会の仕組み」となることを役割とする。ビジネスモデルは,そのためのツールとしての位置づけである。
PEARの名前(Partnership for Environmental Action with Responsibility)の示すように、PEARは先進国側のビジョンと発展途上国側のビジョンを、双方の「パートナーシップ」を通じて実現化させるためのvehicleである。
PEARの目指す社会のビジョンは、以下の通りである
あらゆる消費活動において、どこででもCO2排出が顕示(ラベリング)され、排出量=責任(およびそのコスト)を個々が実感でき、それを自ら管理(カーボンマネジメント)するような社会、そしてそれによって行動変革が実現する社会。その中でカーボンオフセットは、個々人の責任ある行動のひとつの選択肢として位置する。
発展途上国などにおいては、その地域の持続可能な発展と結びついた低CO2型の発展をしていくような社会。
PEARにとってのカーボンオフセットとは、低CO2型社会実現のための強力なツールとしての位置づけである。ただし、PEARの活動のすべてではない。 PEARは、「カーボンオフセットは、人々の地球温暖化問題に対する『責任感』を表現するもの」であり、寄付金と認識すべきでないと考える。またそこからの自然な帰結として、 – 責任がどのくらいの大きさか?(=その活動による排出量がどの程度か?)が定量的、できるだけ正確にに分かるようにする – コスト負担は当事者である消費者が行う(=企業のみの負担は好ましくない) という原則が導かれる。 また、「地球大気への負荷を相殺する」ということが、カーボンオフセットの定義であるとの認識の下、GHG排出削減クレジットはそれ以上誰にも使うことができないように失効させることを原則とする。 日本の京都議定書目標達成に関しては、カーボンマネジメントを通じた「行動変革」やCO2の可視化、カーボンオフセットをきっかけとした「気づき」を最大化することで貢献する。